骨盤矯正と産後骨盤ベルト

骨盤矯正の患者さまに

「産後骨盤ベルトはつけた方がいいですか？」と質問を受けることがよくあります。

結論は【必要な方と必要ない方がいる】です！！

詳しく解説しますね。

まず産後骨盤ベルトの役割を考えてみましょう。

産後骨盤ベルトの役割

妊娠・出産の際にホルモンの作用や筋力低下によって緩んだ骨盤が元に戻るまでサポートし、骨盤を正しいポジションに置くことが役割です。

産後骨盤ベルトに依存すると筋力が低下すると、ネットで検索すると出てくると思います。

確かに必要のない方が長期にわたって使用していると、ベルトに頼りすぎてしまい

自分のことを自分の力で支えにくくなる可能性はあります。

ただ、産後の骨盤ベルトはぎっくり腰の時に使用するコルセットのように幅が広い訳ではなく細いベルトなので、長期にわたって使用しなければ問題ないと考えています。

具体的な役割

①腰痛の予防改善

産後骨盤ベルトを巻くことで、腰周りの筋肉の負担を減らすことが期待できます。

②仙腸関節痛の緩和

産後は骨盤の後側（腰あたり）の痛みが出る方が多いです。

そのような方はそこの関節を骨盤ベルトで締めることで痛みが緩和される方がいます。

③歩きやすくなる

産後に自分の筋力で自分のことが支えれない方は、歩くとグラグラする感覚がでます。

そのような方は、骨盤ベルトを締めることで歩きやすくなり日常生活が送りやすくなります。

産後骨盤ベルトが必要な方

産後骨盤ベルトの役割を知ったところで、実際に産後骨盤ベルトが必要な方はどのような方か。

✔︎腰痛がある

✔︎骨盤が痛い

✔︎歩くとグラグラする

このような方は産後骨盤ベルトを巻くことで楽になることが多いです。

産後骨盤ベルトの選び方

合わせて知っておきたいのが、産後骨盤ベルトの選び方です。

自分に合った強さのものを選ぶ

産後骨盤ベルトはさまざまなメーカーから販売されていますが、全てが同じ性能・品質をいう訳ではありません。


どれも同じと思って購入したけど、ズレてきたり、使用してもあまり楽にならないなどはよくある声です。

痛みがある方が、産後骨盤ベルトを使用してもあまり楽にならない場合は、ベルトの強度が弱い可能性があります。

産後骨盤ベルトを使用してズレる場合も同じです。

使用する場合は自分に合った強度のものも選びましょう。

正しい位置で使用する

産後骨盤ベルトは、強度と同じくらいつける位置も重要です。

反り腰の方は骨盤の上部が開くので、少し上の方につけます。

ここで注意したいのが、上の方に巻きすぎたり、ズレたりしてほぼお腹に巻いているケース。

お腹ではなく骨盤に巻くようにしましょう。

また、妊娠中に使用するベルトは、子宮を圧迫しないために下の方につけます。

そのため、妊娠中から産後まで使えるという商品は、産後も使用する位置が下であることが多く、

目的とは違う位置に使用することとなります。

（反り腰の人は骨盤の下が閉まるので、元々閉まっているところにつけることになります）

最終目標は自分の筋肉で自分を支える

産後骨盤ベルトはあくまで補助の役割。

産後骨盤ベルトを巻いても筋力がつくことはありません。

骨盤を安定させるためには、股関節や骨盤周りにある多裂筋や腹横筋などのインナーマッスルのトレーニングが必要です。

可能であれば運動や筋トレをして、ある程度体を動かすようにしましょう。

産後骨盤ベルトに頼りっぱなしではなく運動などで筋肉を養うようにしましょう

当院の産後骨盤矯正は、整体だけでなく運動療法も行っています。

「どんな筋トレをしたら良いのかわからない」

「自分に合った筋トレやストレッチが知りたい」

そのような方はめばえ鍼灸整骨院にお任せください＾＾

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宗友阿里沙